みなさん、こんにちは。春の到来を告げる桜もすっかり散り、新緑の木々を見るとパワーをもらえるような気がするのは僕だけでしょうか?
4月22日の日曜日に、戸畑のアステムの森で福岡県ラグビー安全推進講習会(北九州地区)を行ってきました。
参加は、北九州地区のラグビー関係のご指導をされている方々です。子供さんを指導している方から、さまざまなクラブ関係者まで多くの方々が集まられていました。
ラグビーは、激しいタックルやスクラムでの押し合い、華麗なパス回し、ボールのキックなど格闘技的な要素からチームワークと個人技の美しさを感じることができる見ていて本当に面白いスポーツです。
ただし、そこにはルールをしっかり守るという大前提があり、安全性を無視していてはスポーツとして成り立ちません。
今回講習会でとりあげたテーマは、脳震盪でした。実は、去年も脳震盪について話してきたのですが、今回は日本ラグビー協会が正式に脳震盪/脳震盪疑いについての診断の仕方とその後の復帰までの取扱いを発表したので、そのことまで説明してきました。頭をぶつけること以外にも脳震盪は起こります。ラグビーにかかわらず、交通事故、ほかのスポーツ中、日常生活中でも生じるかもしれません。精密検査では異常所見は見られないけど、繰り返すことにより恐ろしいことになることがありますので、皆さんも十分に気を付けてください。
日本ラグビー協会は、安全に選手がグランドに戻れるような体制を発表しました。19歳未満の選手は、脳震盪/脳震盪疑いのときは必ず14日間の安静を義務付けました。19歳以上の選手に関しては、医師の管理のもとであればより早く復帰できるようにもなりました。また、申請すれば見舞金も受け取れます。異常が少しでもあれば、かくすことなくご相談ください。 院長

