皆さんの、真夏も終わり秋らしいすずしさ感じるようになりましたが、体調はいかがですか?
先週の9月23日と24日、福岡市の国際会議場で日本整形外科スポーツ学会があったので、やすなが整形外科のリハビリスタッフと一緒に参加してきました。
いろいろと面白かったり、今後の診療に役立ちそうな内容が盛りだくさんでした。
一つ目は、スポーツ選手の腰痛管理のためのストレッチ法にジャックナイフストレッチというのがあるそうです。従来のストレッチと違い、股関節を曲げた状態から膝をつかいハムストリングスをのばすというのが理論で、手術後や成長期におこる腰の疲労骨折の予防にも効果的だそうです。
そのほか、野球肘という成長期におこる怪我に、肘の外側の骨・軟骨がいたんでしまうものがあるのですが、このことについて講演された先生が、これは、肘の癌みたいなものだといわれました。初期はほとんど無症状で、進行してしまうと関節の形が変わってしまい、その後の人生は、肘が伸びない・曲がらない・痛いなど機能障害が残ってしまうからです。
スポーツの素晴らしさを大切にしつつ、やりすぎには注意し、このようなかわいそうな子供たちを少なくできるよう、これからも診療を頑張っていきたいと思います。
学会中に展示してあった新しい機械の一つに、やすなが整形外科の生田がチャレンジしている写真です。結構効き目ありそうでしたよ。 院長